ネッタイチョウだ!

"シラオネッタイチョウ"

この鳥は、マリアナ諸島及び父島、母島まで渡るという。

サイパンに来るのは、4月あたりから7月末位まで。

この話を知ったのは、去る6月の中旬の事だった。

 

岩場や木の根元に巣をつくり、数ヶ月をこの地で過ごす。

もしかして・・・とバンザイクリフからスーサイドクリフまで足を伸ばしてみた。

最初は、はずれ。

次の週、期待半分で同じ間所に行って見た。

バンザイクリフに入る手前で 空に目をやる・・・鳥が飛んでいる・・・!

遠くの空に、細長く白い尾が見えた! ネッタイチョウだ!

急いでスーサイドクリフまで直行。

展望の良い場所に来た瞬間! 目の前を数羽のネッタイチョウが飛び回っている!

これは、感動的だった!

模様は、写真のように白い身体に黒い模様が入っているが

これまた 美しい。 美しいの他に表現が無い。

 

日本人が最初にこの地に足を踏み入れたのは、このネッタイチョウが目当てだったと聞いた。

ヨーロッパの人々の、特に女性の帽子につける羽のために この鳥が高く売れたそうだ。

その為、日本から船に乗って 捕獲しに来たわけだ。

当時は、お金目当てだったのかも知れないが、今は絶滅危惧種になってしまっている。

とても残念な話だ。

 

鳥に興味が無くても、この鳥を見るということは とても感動的でエキサイティングなことだ。なにしろ 優雅に空を飛ぶ姿や模様 それに輝く羽!

下降して水面近くを飛ぶと、波のきらめきと区別がつかなくなってしまう。

上から見たのでは、分からないだろう。

 

これでもう一つ、サイパンがサイパンらしさを見つけた事になる。

この鳥に逢いに来て欲しい。

飛んでいる姿を 是非見て欲しい。

そして そっと見守って欲しい。

これからもずっと 生き続けて欲しいから。

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